長野県発達障がい情報・支援センターは発達障がい児・者への支援体制の整備を目的とした拠点機関です。厚生労働省の「発達障害者支援センター運営事業実施要網」に基づく事業で、長野県では、2023年4月より信州大学が長野県から業務委託を受け、運営を行っています。
人材育成
県全体および各圏域で行う各種支援者向け研修会の開催・講師派遣や、直接の支援機関・支援者への技術援助を通して、各分野で相談支援に携わるすべての支援者が適切な視点で、具体的な援助技術を持って、当事者に関われるよう、地域の支援力の向上を図っていきます。
情報収集発信
発達障がいに関して、世の中にあふれるさまざまな情報から、医学・心理学・教育学のエビデンスに基づき精査し、信頼性のある情報を随時発信していきます。また、県民の皆様に役に立つ地域情報を集約してお知らせします。
また、学術的知見を活かして、独自の発達障がい支援プログラムの研究・開発、普及を目指します。
普及啓発
発達障がいをより多くの人に理解してもらうために、関係機関の職員や地域住民向けの講演会を開催・講師派遣をしたり、発達障害の特性や対応方法などについて解説したわかりやすいパンフレットや動画等を作成することなどを通して、県民・その他の皆さまに向けて発達障がいに関する普及啓発活動を行います。
連携
各圏域における「発達障がいサポート・マネージャー(サポマネ)」を当センターの兼務職員に位置付け、サポマネを通して、医療(信州大学医学部子どものこころ発達医学教室・長野県発達障がい診療医・専門医)や教育分野(信州大学教育学部・長野県教育委員会)との連携を強化します。各圏域のサポマネを通して地域の多分野の状況を把握し、地域の中でのネットワークづくりを行うとともに、各圏域における地域の課題を長野県全体でとらえて考えていきます。
相談支援
電話での相談をいただいた場合は、適宜福祉制度やその利用法、保健・医療・福祉・教育・労働などの関係機関への紹介をします。また必要に応じてお住まいの圏域の発達障害サポート・マネージャーに連携します。
センター長 本田秀夫(信州大学医学部教授(兼務))
副センター長 高橋知音(信州大学教育学部教授(兼務))
宮内かつら(コーディネーター、公認心理師、元特別支援学校教諭)
スタッフ:公認心理師、医師(兼務)、各圏域発達障がい者サポート・マネージャー(兼務)、事務員
〒390-0802
長野県松本市旭2丁目11-30 長野県松本旭町庁舎内
電話:0263-37-2725(平日9時~16時)
FAX:0263-37-3350